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アカイア人

バルカン半島から南下したギリシア人の一派で、前1600年頃、ミケーネ文明を興し、線文字Bなどを作った民族。

 古代ギリシア人は前2000年ごろ(最近では前3000年ごろとも言われる)からバルカン半島に南下し初め、その中の東方方言に属する一派のアカイア人は前1800年ごろにはギリシア本土からエーゲ海に広く活動するようになり、メソポタミア文明の影響を受けて青銅器文明段階に入った。そのうち、ギリシア本土に定住したアカイア人は、前1600年ごろ、先行のクレタ文明に代わってミケーネ文明を形成し、ミケーネ王国などの王国を作った。彼らは独自の線文字Bを使用してギリシア語を表記し、オリエント的な専制権力を持つ国王のもとに貢納王政という体制を作り上げていた。

ドーリア人に征服される

 ミケーネ文明が前12世紀ごろ崩壊し、暗黒時代を通してギリシア人の別の一派ドーリア人が鉄器の使用をテコに有力となると、先住民のアカイア人は征服されて被支配層になった。スパルタのヘイロータイといわれる人々はアカイア人と考えられている。
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ノートの参照
1章2節 イ.エーゲ文明