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プレスビテリアン

スコットランドにおけるカルヴァン派の新教徒を言う。

 宗教改革期のスコットランドにおけるカルヴァン派の新教徒の一派。プレスビテリアン(Presbyterian)とは長老のことなので、長老派ともいう。彼らは教会において司教制度(国教会では主教制度)を認めず、一般信者のなかから経験の深い指導者を選んで長老とし、教会を運営すべきであるという長老主義(長老制度)を主張した。スコットランドに特に多かった。イギリスのピューリタン革命が起きると、教会の長老制度と立憲王政を支持した穏健派が議会派の中の長老派と言われた。彼らはクロムウェルらの独立派と対立して一時議会から追放されるが、王政復古期から多数派を形成し、名誉革命の中心勢力となる。 → プロテスタント
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