ハットゥシャ/ボアズキョイ
小アジアの古代ヒッタイト王国の都ハットゥシャの遺跡。現在の地名がボアズキョイ。
ボガズキョイとも表記される。現在のトルコの首都アンカラの東約200kmにある遺跡で、アナトリアに繁栄したヒッタイト王国の都ハットゥシャ(ハットゥシャシュとも表記)の跡と思われる城壁、城門、王宮、神殿などの遺構がある。また多数の楔形文字、象形文字を記した粘土板も発見され、ヒッタイト王国の歴史が明らかになってきた。1905年にドイツ人のヴィンクラーが発見し、その後発掘が続いた。粘土版の楔形文字の解読が進んだ結果、ヒッタイト帝国とエジプト新王国との書簡であることが判り、古代オリエント史研究が大きく前進した。
→ UNESCO 世界遺跡センター ハットゥシャ遺跡 ハットゥシャ遺跡 Turkish Air & Travel
世界遺産 ハットゥシャ ヒッタイトの首都
1986年に世界資産に登録された。オリエントの古代帝国ヒッタイトの都の遺跡で、城塞でもあった王宮の跡、寺院の建築と思われる石造物などが発掘され、帝国の繁栄を物語る多数の楔形文字を記した粘土版も出土している。中でも、エジプト新王国と交渉した記録などを含む粘土版が貴重な資料となっている。→ UNESCO 世界遺跡センター ハットゥシャ遺跡 ハットゥシャ遺跡 Turkish Air & Travel