印刷 | 通常画面に戻る |

ポタラ宮殿

チベットの都ラサにあるダライ=ラマの居住する宮殿。17世紀に建造された、チベット仏教の隆盛を示す巨大な宗教施設である。

ポタラ宮殿の位置 GoogleMap

チベットの首都ラサにある、チベット仏教の教主ダライ=ラマの居城。ポタラとは、観世音菩薩の浄土を意味する普陀洛山(補陀洛山)のこと。この地は7世紀に吐蕃を建国したソンツェン=ガンポの居城だったところと言う。現在のポタラ宮殿は17世紀に建造された建物で、世界遺産に登録されている。しかし、本来の宮殿の主である現在のダライ=ラマ14世は、1959年のチベット反乱に際してインドに亡命したまま、戻れないでいる。

世界遺産 ポタラ宮殿

 1994年、ポタラ宮殿は世界遺産に登録された。さらに2000年にはジョカンのトゥルナン寺(大昭寺)、2001年にはラサ郊外の夏の離宮であるノルブランカがそれぞれ追加指定を受け、現在は「ラサのポタラ宮歴史地区」として登録されている。トゥルナン寺(大昭寺)は7世紀に吐蕃王国がラサにセントしたとき王宮を築いた紅山(マルポリ)に建立された寺院。9世紀に吐蕃が滅亡した後、17世紀にダライ=ラマ5世が建設したのが現在のポタラ宮殿である。追加指定されたノルブリンカ(羅布林)はラサ郊外に広大な敷地を占め、1755年に建立された夏の離宮である。
Panorama of Lhasa in 1942, with the Potala Palace at the upper left

1942年のポタラ宮殿
wikimedia commons による

Potala palace24

現在のポタラ宮殿


印 刷
印刷画面へ