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鉄騎隊

ピューリタン革命でクロムウェルが編制した騎兵部隊。

鉄騎隊
 ピューリタン革命の時、議会派を率いるクロムウェルが組織した騎兵部隊。アイアンサイド (Ironsides)という。マーストン=ムーアの戦いなどの議会軍の勝利に大きな貢献をした。この鉄騎隊をモデルにして新型軍がつくられた。
「1642年12月、優勢であった国王軍に対抗するため、議会軍は州の民兵軍のローカリズムを打破して中部連合軍と東部連合軍を編成した。クロムウェルはその東部連合の中に自由農民を中核とする軍隊の育成に着手した。それは封建家臣団を中核とした国王軍とも、農村の自衛組織を母胎とする従来の議会軍ともまったく質的に違った革命軍であり、ピューリタニズムという精神的な支柱と鉄の規律をもつ精鋭であった。1643年5月リンカンシャーのグランシャム付近の戦闘で、2倍の兵力を持つ国王軍をやぶり、最初の戦果をあげた。」<浜林正夫『イギリス市民革命史』P.132>
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