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インド連邦

1947年8月に独立した時点でのインドの一般的な呼称。50年まで。

 1947年8月にイギリスからパキスタンと分離独立したインド亜大陸のヒンドゥー教徒を多数派とする国家をいう。イスラーム教徒はインダス川流域とガンジス川下流域にパキスタンとして分離した。インドはイギリスからは独立をはたしたが、イギリス連邦にはとどまっていた。イギリス国王の代理として統治に当たるインド総督の地位も継承された。
 1950年1月26日に「インド共和国憲法」が施行され、大統領制が導入されることになった。インド総督も消滅し、イギリス統治は形式的にも消滅した。そこで47~50年までを「インド連邦」、50年以降をその政体から「インド共和国」と言って区別するのが一般的であるが、正式な国号は英語表記では単に「India」のみなので、「インド」だけでよい。 → インド共和国 
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