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マーストリヒト条約

1992年に締結され、93年に発効した「ヨーロッパ連合条約」。これによってヨーロッパ統合が一段と進み、ECからEUへ転換した。

 1992年にオランダのマーストリヒトでヨーロッパ共同体(EC)加盟国によって採択されて成立し、1993年11月1日に発効した条約。「ヨーロッパ連合条約」とも言う。ECを発展的に解消してより統合を強化したヨーロッパ連合(EU)を設立し、共通の外交・安全保障政策を持ち、単一通貨を導入して市場統合を図り、各国の権限の一部をEUに移譲してヨーロッパ議会の権限を強化するなどが定められた。当初93年1月に発効を予定していたが、デンマークの国民投票で批准が否定されたため延期され、ようやく1993年11月に発効した。 → ローマ条約  欧州憲法  リスボン条約
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