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チャップリン

1920年代の無声映画から、戦後の40年代まで活躍した喜劇役者であり、映画作家。「喜劇王」といわれたが、その作品は鋭い社会、政治批判であった。

 無声映画期から、戦後まで最も広く知られた喜劇映画作家、俳優。イギリス出身だが、1913年にアメリカに渡り、ハリウッドで喜劇俳優となった。無声映画時代にさまざまなドタバタ喜劇をつくり、映画の可能性を一気に広げた。
 その視点は次第に社会と政治をするどく風刺する作風となり、21年『キッド』、25年『黄金狂時代』、31年『街の灯』、36年『モダンタイムス』などで名声を高めた。特に40年『独裁者』ではヒトラーを風刺した。戦後も47年『殺人狂時代』、52年『ライムライト』、57年『ニューヨークの王様』、などの傑作を発表したが、ハリウッドのマッカーシズム(赤狩り)を嫌ってアメリカを離れ、晩年はスイスで過ごした。
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チャップリン
監督・主演
『独裁者』1940