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不輸不入権/インムニテート

中世封建社会で荘園領主に認められていた特権。

 中世西ヨーロッパの封建社会のもとで、貴族・教会・修道院などの封建領主は、その領地である荘園に対して課税されない(不輸)特権、国家の官吏(警察や裁判なども含め)の立入を拒否できる(不入)特権を認められていた。このように中世の領主階級は、領地の治外法権を認められていたといえる。さらに領主は、領内の農民に対する、さまざまな課税権、裁判権、警察権を持っていた。
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