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イタリア講和条約

第二次世界大戦後の連合国とのパリ講和会議の結果、1947年に成立したイタリアの個別の講和条約。

 第二次世界大戦後、1946年7月のパリ講和会議の結果、ドイツ・オーストリアを除く枢軸国は、連合国とのパリ講和条約を締結して、正式に戦争が終わった。そのうちイタリアは、別個に連合国の間でこの講和条約を締結した。イタリアは、海外領土(アフリカ植民地)を放棄し、ドデカネス諸島をギリシアに割譲、フランス・ユーゴスラヴィアとの国境線の変更を認めた。ユーゴスラヴィアとの間で紛糾したトリエステについては、国際連合の管理下におかれる自由地域とされた。
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