ケルン大聖堂
13世紀に建設が始まったドイツのゴシック様式の代表的建築。中断しながら建造が続けられ、1880年に完成した。第2次世界大戦で破壊された後、再建された。
ゴシック建築の代表例

ケルン大聖堂
世界遺産 ケルン大聖堂
ケルン教会の大聖堂は1248年に起工され、その後も建築が継続され、16世紀にいったん中断、フランスの支配以降は荒廃が進んだ。1842年、プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世が工事を再開し、ドイツ帝国成立後の1880年に完成したものである。中世のゴシック様式による尖塔は、高さ157mに達し、ドイツの統一を象徴するものであった。1889年にパリのエッフェル塔が完成するまでは、ケルン大聖堂が世界で最も高い建造物だった。ケルンは第二次世界大戦で米英連合軍の空爆に晒され、ケルン大聖堂も破壊された。現在のケルン大聖堂は、戦後に復旧工事が行われ、完全に復活したもので、1996年に世界遺産に登録された。 → ユネスコの世界遺産リストケルン大聖堂
Episode 神奈川大学、ケルン大聖堂に彫像寄贈
2025年9月12日の朝日新聞によれば、世界遺産「ケルン大聖堂」に神奈川大学が贈った寄付金をもとに制作した彫像が設置されたという。彫像は大聖堂の外壁に設置された、雨どいの機能を持つ、怪物「ゴーガイル」。原資となったのは、神奈川大学が寄付した1万ユーロ。今月に彫像がお披露目に戸田龍介現地に招かれ、レプリカを渡されたという。学長はあいさつで「始まりは決して良いものではなかったが…………本学で学ぶ学生や留学生が、国や地域における歴史や文化の違いを理解し、それらに敬意を払えるような人として成長できるよう、大学として引き続き取り組んでいきたい」と述べた。<朝日新聞 2025/9/12 神奈川版>さて、神奈川大学がケルン大聖堂に寄付金を贈るきっかけとなったのは一体、何だったのでしょうか。 → 関連記事を読む。JIJI.COMニュース 2025/9/7配信。