ロードマップ
2003年、作成されたパレスティナ問題の包括的解決に向けての行程表。
2003年4月30日、アメリカ合衆国・ヨーロッパ連合(EU)・ロシア連邦・国際連合の四者連名で合意した、パレスチナ問題の包括的解決を段階的に目ざす「中東和平構想行程表」。次のような三段階での解決を構想していた。
第一段階 2003年4月~5月 テロと暴力の停止、パレスティナの市民生活の正常化、パレスティナの諸制度の構築。
第二段階 2003年6月~12月 新憲法に基づき、暫定的領土と主権国家としてのパレスティナ独立国家創設。
第三段階 2004年~2005年 パレスティナの完全独立とイスラエル・パレスティナ紛争の終結。
パレスティナとイスラエルはこれを包括的に承認したが、イスラエル側は15項目に渡る留保点を付けた。重要な点は、・テロ組織の解体、・パレスティナ難民の帰還権放棄、などであり、結局、目標の2005年までには解決は実現せず、なおも厳しい対立が続いている。<高橋正男『物語イスラエルの歴史』2008 中公新書 p.356>
第一段階 2003年4月~5月 テロと暴力の停止、パレスティナの市民生活の正常化、パレスティナの諸制度の構築。
第二段階 2003年6月~12月 新憲法に基づき、暫定的領土と主権国家としてのパレスティナ独立国家創設。
第三段階 2004年~2005年 パレスティナの完全独立とイスラエル・パレスティナ紛争の終結。
パレスティナとイスラエルはこれを包括的に承認したが、イスラエル側は15項目に渡る留保点を付けた。重要な点は、・テロ組織の解体、・パレスティナ難民の帰還権放棄、などであり、結局、目標の2005年までには解決は実現せず、なおも厳しい対立が続いている。<高橋正男『物語イスラエルの歴史』2008 中公新書 p.356>