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チューリヒ

スイスの都市。ツヴィングリが宗教改革を行った。

 スイスのチューリヒ湖に面した、スイス最大の都市。多言語国家であるスイスにおいては、ドイツ語圏の中心都市となっている。ローマ時代に起源があるが、13世紀から自治都市として栄えていた。1519年頃、ルターの影響を受けたツヴィングリ宗教改革を開始、1523年には市政を掌握して改革を実行、修道院の閉鎖、ミサの廃止、教会からの聖像や聖遺物の撤去などを実行した。
 チューリヒはスイスの重要なカントン(州であるがスイスでは独立性が強く、連邦のもとで主権を有している)の一つとして盟約者団会議で重要な位置にあった。
 一時、フランス革命の影響を受けて、スイスにヘルヴェティア共和国が成立した時代には、チューリヒで民衆教育者と知られるペスタロッチが活躍した。
 また、1859年、イタリア統一戦争の過程出怒ったサルデーニャ・フランス連合軍とオーストリア連合軍の停戦交渉はチューリヒで行われた。
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