コンゴ民主共和国
1960年、ベルギー領コンゴから独立。初めコンゴ共和国として独立したが、コンゴ動乱を経て、71年にザイールに国号変更、1997年に現行の国号となる。
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14~19世紀にコンゴ王国が繁栄していた。まず15世紀からポルトガル人が進出、ついで19世紀後半にベルギーのレオポルド2世がスタンリーにコンゴ川流域を探検させて、現地の首長と貿易独占条約を締結して植民地化した。レオポルド2世はついでコンゴ国際協会の管理という形とし、1885年のアフリカ分割に関するベルリン会議において領有が認められるとコンゴ自由国とした。その実態はベルギー国王レオポルド2世の私有地であり、そのもとで過酷な現地人への収奪が行われ、国際的な非難が起こり、1908年にはベルギー政府が直轄するベルギー領コンゴとした。
独立と内戦
1958年からルムンバらに指導された独立運動が始まり、アフリカ諸国の一斉独立した1960年にコンゴ共和国として独立を達成した。しかし、南部カタンガ州の分離運動からコンゴ動乱に突入、5年にわたる内戦が続いた。1965年にモブツがクーデターで実権を握り、アメリカの支援を受けて独裁的な軍事政権を打ち立て、1971年には国名をザイールに変更した。国名の変更

コンゴ民主共和国国旗